ひと昔前は会社を作る場合、多額の資本金が必要になるのでハードルが高かったです。
しかし、ある時から一円でも会社を作ることが出来るようになりました。
もちろん、ここでいう一円の意味は資本金の意味で、会社設立に伴う手数料などはしっかり払う必要があります。
もし、自分で必要書類をそろえて会社設立するなら手数料は六万円ほどかかります。
ですから、厳密な意味では一円では会社設立はできないのですが、それほど多額の費用が必要ではないです。
会社設立後のメリットを考えるとすぐに元は取れるでしょう。必要書類を準備するに際して、
会社名を考えて実印を作る必要があります。
代表者の実印と認印と合わせて三つは必要になりますので、事前にハンコ屋さんで作っておきます。
わからないのであれば、費用はかかりますが弁護士に相談することもできますし、ネットでもある程度の情報を入手することも可能です。
書類不備があると何度も法務局に足を運ぶことになり、時間とエネルギーをロスすることになります。
それで、事前準備をしっかりすることでスムーズに会社設立を行い、大切な時間やエネルギーは
会社運営の方に用いることが大切だと言えます。
会社設立に必要な書類を用意する
株式会社と合同会社では準備する書類が変わってきますが、個人で起業する場合は合同会社にすることが多いです。
どんな書類を用意すればいいのでしょうか。
まず準備するのは、合同会社設立登記申請書ですが、必要事項を記入していけば大丈夫です。
加えて、登録免許税の収入印紙を貼り付けた台紙を用意します。
それから、定款と代表社員、会社の所在地及び資本金を決定したことを証明する書面が必要です。
更に代表社員の就任承諾書、印鑑証明書、払込証明書なども準備します。
最後に資本金の額の計上に関する代表社員の証明書が必要です。
代理人が申請する場合は委任状も必要になるので忘れないようにします。
もしかして書類の多さに圧倒されるかもしれませんが、書類の準備から手続きまでスムーズに行えば
1ヶ月はかからずに会社を設立することができるでしょう。
今は、会社に頼って生きていくのが難しい時代になりましたので、スキルを磨いたり、
フリーランスで仕事ができるようにするなら年をとっても心配することはないです。
もちろん大事なのは会社を作ることではなく、作った後にその会社を軌道に乗せて
利益を上げることですから、最初の数年間は特に頑張る必要があります。